京都大学 防災研究所 水資源環境研究センター 社会・生態環境研究領域

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メンバー

Flash Flood(鉄砲洪水)に関する国際会議

~アラブ地域におけるフラッシュフラッドのリスク軽減と水資源利用~

開催日 : 2015年10月14日(水)-15日(木)

場 所 : 京都大学宇治キャンパス きはだホール

当日資料 : プログラム・目次 Session 1 2 3 4 5 6 7

ルートマップ・発表資料

開催趣旨:

 近年,中東・北アフリカ地域の乾燥・半乾燥地域のワジ(涸れ)川流域において,鉄砲洪水(以下,フラッシュフラッド(Flash Flood)が頻発しており,気候変動の影響とも指摘されています.エジプトにおいても,2010年1月に規模な災害が発生し,その後も災害は増加する傾向にあります.こうした背景により,京都大学防災研究所では,これに対する解決策を目指した研究協力を進めてきました.
 このようなワジのFlash Flood対策としては,ハード対策(洪水貯留施設などの建設)とソフト対策(降雨-流出モデルに基づく予警報システムの導入,土地利用計画など)を組み合わせた多面的なアプローチが重要です.なお,このような乾燥・半乾燥地域では,洪水は貴重な水資源を獲得する機会でもあり,小規模ダムの貯留水を地下水涵養させることによって新たな水資源開発を行う試みも検討されています.
 そこで,本国際シンポジウムでは,エジプトをはじめとする中東・北アフリカ地域におけるフラッシュフラッド災害の現状と課題,その対策としてのハード・ソフト対策の最新事情,さらには,今後の「防災」および「水資源開発」の観点からの協力方策について討議を行います.

内容:

1- Case Studies of Flash Flood Management
2- Wadi’s Future Developments Projects and Integrated Water Management
3- Flood Mitigation and Water Harvesting Strategies
4- Innovative Technologies
5- Hydrological Modelling and Climate Change Impacts
6- Integrated Risk Management
7- Panel Discussion
使用言語:英語

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